top of page

福島の子どもたち

夏休みの保養を実施しています

 2011年3月11日、あの日の地震からすべてが変わってしまいました。町を襲う津波の映像は、現実のものとは思えない衝撃でした。そしてその翌日報道された東北電力福島第一原発の事故。一体何が起きているのかわからないまま、原発は次々に爆発し、放射能を撒き散らしました。地元福島に住む皆さんの不安はいかばかりだったでしょう。子どもたちに被爆をさせまいと、必死に政府や自治体に詰め寄るお母さん方の姿にはこころを打たれるものがありました。

 さて夏休みも近づいた頃、札幌の被災者支援組織「むすびば」で活動に参加していた中村典代に「福島の子どもたちを受け入れてくれないか」との打診がありました。全く知らない子どもたちを引き受けて果たして実施できるのか不安も大きかったのですが、ずっと子どもたちを対象に活動を続けてきたどんぐりとやまねこです。子どもたちの受け入れは自然の流れでした。2011年7月〜8月の12日間、10名の小学生・中学生がやってきました。それ以来毎年の夏休み、たくさんの方々の支援や資金面での援助もいただきながら、保養を続けてきました。

SANY0050.jpeg

第1回

2011/7/28 〜8/8(12日間)

参加者;10名の小学生と中学生

​1〜3回は十勝の夏休み実行委員会として受け入れを実施した。札幌協働福祉会の支援をいただき、最初は同会の山の家ですごす。蘭島での海水浴を楽しんだ。

IMG_2188.jpeg

第2回

2012/08/07〜23(17日間)

​参加者:10名の小学生と高校生

期間中は十勝から出ることはなく、清水町のYMCAや美術村などでお世話になった。その後恒例となったザリガニとりも今回が初。勝毎花火大会や平原まつりの盆踊りにも参加した。

IMG_3744.jpeg

第3回

2013/07/21〜8/14(25日間)

参加者;11名の小中高生

​期間が長く、ホームステイで分宿して滞在する期間をとった。被災者支援ネットワーク釧路の皆さんにお世話になり、初めて屈斜路湖の別荘を利用。清水町のキムさんにもお世話になった。

IMG_5619.jpeg

第4回

2014/7/26 〜8/9(15日間)

​参加者:小学生13名

この回より新たに「被災者支援ネットワークむすびば十勝」を立ち上げ、実施の母体とした。集団研修施設こまはた利用。ナチュラルココさんの施設を宿泊に使用させていただいた。

DSCN8343.jpeg

第5回

2015/7/19〜8/2(15日間)

​参加者:小中学生11名と保護者1名

初めて保護者に引率をお願いし、参加していただく。日高青少年自然の家利用し、ラフティングなどおこなった。児童デイサービス施設じゅねさんに宿泊のお世話になった。

DSC_84490.jpeg

第6回

2016/07/23〜8/13(22日間)

​参加者:小中学生5名 ボランティア4名

むすびばでは初参加優先となったため、どんぐりとやまねことして受け入れをはじめる。札幌協働福祉会山の家と共同で実施。前半は山の家、後半は屈斜路湖ですごす。総勢40名の大所帯になった。

IMG_7273.jpeg

第7回

2017/7/23 〜8/16(25日間)

​参加者:小中学生19名 保護者・ボランティア5名 

​前半は山の家と、後半は福島の送り出し団体「小国の咲顔」と共同で実施した。そのため期間も長く、余市、帯広、中札内、屈斜路湖と行動範囲も広く最もハードなスケジュールだった。

IMG_2924.jpeg

第8回

2018/7/26〜8/16(22日間)

​参加者:小中高生17名と保護者・ボランティア4名

子どもたちも大きくなり、長く滞在できる小学生と部活で忙しい中高生に分けて実施するスタイルになった。今回も福島からのボランティア参加が大きな力になった。

IMG_5625.jpeg

第9回

2019/7/27〜8/15(20日間)

​参加者:小中高生17名と保護者・ボランティア4名

前半1週間と後半で参加者が入れ替わった。帯広市より助成をうけ、「黒曜石を探しに行こう」、ピザパーティーなど、帯広の子どもたちと一緒に活動する企画を設けた。

117091108_1189167631437411_4396819844801

第10回

2020/8/1 〜11(11日間)

​参加者:小中高生1名ずつの3名だけ

コロナ禍の中、中止も検討していた。参加募集も行わなかったが、希望のあった3名のみを受け入れ、期間も大幅に縮小しての開催となった。

保養の詳しい内容は、1・2回のものは報告書の抜粋、その後はFacebookの記事を加工したものです。Facebookでは拡大した写真や動画もご覧いただけます。

3〜5回  「ゆったりほっかいどうの夏休み」

6〜10回  「どんぐりとやまねこ」

2021年の保養は、新型コロナウィルスの感染状況を見ながら、開催の可否を検討していきたいと考えています。結果はこのページで公開します。

bottom of page